夫婦間でのNGワード(3)

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さてさてさて。NGワードの3つ目。




夫婦で”意見交換”あるいは、”話し合い”をするときに、これを言ったらカチンとくる、あることばがあるんですが・・・わかりますか??

 

夫婦間でも、子供に対しても、ついつい、ぽろっと言ってしまう便利なことば・・・・

そして、たった3文字のことばなのに、これを言うと、99%ケンカになるとってもインパクトのあることば。

 



それは、



「いつも」

 






ほとんどの場合、言った方も言われた方も意識せずに使っていることばなので、「あっそういえば!」と思った方たくさんいるんじゃないでしょうか?


 

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例えば、男性の皆さま。

「あなたは、家では”いつも”ダラダラしてて、手伝ってくれないよね。」と言った奥さんのことばに

「は?いつも?!?!いつもダラダラしてないし!! 手伝いだって、昨日(先週?先月?)手伝ったさ!っていうか、手伝ったことあるし!!」・・・

と思わず反論しちゃったことありますか?



例えば、女性の皆さま。

「なんかいつも文句言ってるよね・・・」とぼそっとつぶやいたご主人のことばに、

「は〜〜!?!?ずっと我慢してて、一回文句言っただけで!なんでいつもとかいう?!」

という感じでイライラ爆発・・・・




不満をためている方は、心の中でグチを言っている間、「どうしていつも私が・・」とぐるぐる考えているので、この「いつも」がつい出てしまいます。



一方、受ける方は、「いつも」と言われると、今までやってあげたことや、配慮してきたことを

 

「全否定」

 

されたものとして受け止めるために、これを聞くとカチンときてつい反論してしまいます。


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日本語の「いつも」には、

1)常に、ずっと (always, forever)
2)普段は、たいてい(usual)の二つの意味があるそうです。


片方は、2)普段は(usual) の軽めの意味で使っていても、

相手が、1)常に、ずっと(always, forever!!) の重い意味で捉えたら、どうやっても会話がかみ合わない。



子供が、「いつも忘れ物する・・」とか、「いつも宿題しない・・」とか親に言われて理不尽だと思うのと一緒です。


意見を言うはずの「現在」から、相手の「今までの歴史」までさかのぼって全否定してしまう、いいこともあったはずなのに、それもなかったことにしてしまうパワーのあることばなんですよ、「いつも」っていうだけで。



だから、多くの場合は、

  なんでケンカになったんだっけ?

  自分が言っていたのと違うところで相手が怒っているんだけど?

  全部ダメなんて言ってない、なんで昔のこと言ってるの?

  今のこの問題を話したいのに?


・・・という展開になっていってしまうのです。

 




口からするっと出てきてしまう「いつも」、皆さんは言ってませんか?

つい言いたくなるこの「いつも」をこらえるだけで、「現在」の問題に対する意見交換ができるようになります。びっくりするくらい(笑)


今度機会?があったら、思い出して試してみてくださいね♪

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次回のワークショップは12月!テーマはコミュニケーション!!